正直「自業自得」の4文字で感想を書き切れてしまいそうだったが、場所が余ったのでもう少し書く(笑)。投資詐欺で人から金を巻き上げてこの世の春を謳歌していた女が、実は自分自身が...というスパイラルに陥っていくまでを描くが、徐々に裏社会のからくりに手を染めていく序盤は実に興味深い。中盤からは予想通りの反動がいろいろ出てくるのだが、まあそもそも主人公に同情の余地が全くないので何があってもいい気味としか思えず、逆に変な爽快感はあったかなw 金がなければ見向きもされない立場の女が若作りして...という設定には浅田美代子というのはドンピシャリで、樹木希林が彼女に向けて準備した企画という逸話にも至極納得。
