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モービウスのmakoのレビュー・感想・評価

モービウス(2022年製作の映画)
3.9
《私は医師であり 怪物だ》
◎79点
SSU #3

モービウスはマーベル・コミックでスパイダーマンの宿敵として描かれているヴィラン。
しかし、その素顔は命を救うことに情熱を注ぐ天才医師マイケル。
“血に飢えたヴィラン”と“命を救う医師”という二つの顔を持つ。

マイケル・モービウス(ジャレッド・レト)は、幼いころから血液の難病を患っていた。同じ病に苦しみ、同じ病棟で兄弟のように育った親友のマイロ(マット・スミス)の為にも1日も早く、治療法を見つけ出したいという思いからマイケルは実験的な治療を自らに施す。

病気を治したい、親友の命を救いたい、その一心で行った治療法が彼とマイロを変えてしまった。
治療法とは、コウモリの血清を投与すること。
それは、一見成功したかにみえた。全身から力がみなぎり隆起した筋肉、超人的なスピードと飛行能力、さらには周囲の状況を瞬時に感知するレーダー能力を手に入れた。
だが、その代償として、抑えきれない血への渇望が―。


病気を長年患う者なら誰しも、治りたいと思う。
それが難病なら尚更だと思う。
私も長年、メンタルだけど患っていたからマイケルたちの気持ちに共感できました。

健康で普通の生活を送れるということが、いかに幸せなことか!
当たり前を当たり前にできない辛さ、苦しみ。
だからどうにかして治りたい、治したいというマイケルの気持ちはよく分かる。
そしてマイロの気持ちも。

たがその代償は大きすぎた。
血清により怪物となり、人を襲うように。
血清に使ったコウモリは吸血コウモリだったため、血を求める。
ヴァンパイアのようだった。
ホラーのような演出もあり、ドキドキしながら観ました。
全体的に暗く、超人的なスピードということでアクションシーンが早過ぎて目で追えず、すごさが分かりづらいのが残念でした。
周囲の状況を感知するレーダーの描写がちょっと気持ち悪かった。

でも、物語は個人的に面白かったです。

マイケルの身体が病弱から健康体になるシーンとかよくできてた。
CG?VFX?

ジャレッド・レトの役作りすごい。『ハウス・オブ・グッチ』のあの人と同一人物に見えない😅

ポストクレジットシーンをお見逃しなく。続編が楽しみです🎵

この日は、この後にもう一本観ました。時間の都合上、吹替え版で観たけど問題なく楽しめました。
基本、字幕派だけど、吹替えもよかった。字幕を読まないでいいのでスっと頭に入りやすかった。

日本語吹替声優
モービウス役: 中村悠一(「呪術廻戦」五条悟役)
マイロ役: 杉田智和(「銀魂」坂田銀時)
マルティーヌ役: 小林ゆう(「昭和元禄落語心中」小夏役)

入場者特典でかっこいい、アートカードを貰った♪
興味がある方はインスタ見てね😊
フィルマと連携してるので、ホームに行って、インスタをタップしたら行けます。

◆雑談
なかなかレビューを書く時間が取れずフィルマにも行けず。皆さんのレビューも読みに行けなくて、すみませんm(_ _)m
ぼちぼち伺いますので、待っててね😊
感想文が溜まっていくばかり(;´д`)トホホ…



観客 2人
翻訳: 久保喜昭
劇場鑑賞 #37
2022 #44
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