基本的なストーリー展開は原作に忠実なので、どう料理しても失敗はないという安全パイのような作品。
なので、普通にサスペンスを楽しめる物になっている。
加えて豪華キャストの共演が見どころでもあり、悪く言えば凡打ではあるのだが、レベルは維持されていて楽しめる作品。
ストーリー展開上後半序盤には美しいガル・ガドットが退場してしまうのがもったいない。透き通る美しさは目の保養だろう。
そして原作には無い小技のきいた設定やサイドストーリーも、ケネス監督の原作に対する愛情を感じることができ良かった。
特に口髭のシークエンスは素晴らしく、ラストのワンシーンがぐっと深いものになったのには驚いた。
ポアロシアンを自負する方々にはあまり評判は良くないようだが、探偵ものの王道としての責任を果たしている良い作品だ。
余談。
いや、世の男性の80%は絶対ガル・ガドットを選ぶでしょ!!
エマ・マッキーに惚れてガルをやっちゃうって、どうよ?笑
ま、あばたもエクボってことか?
あ、今回調べて初めてポアロのファンの事をポアロシアンというと知った。シャーロキアンほど普及はしていないみたいだけどね。