これはドラックス率いるザック・スナイダー版スーサイド・スクワッドでした！
これが観たかったスースクなんや！ほんまに最高！！
（スケジュールの都合でデイヴ・バウティスタはスースクのオファーを断っていたようです）
エンジェル・ウォーズが大好きでドーン・オブ・ザ・デッドを観たことない自分的にはドチャクソに楽しめました。たぶんゾンビ映画ファン的には本作ボロクソに評価低そう。
IMAXカメラで撮影されたかのような被写界深度と解像度もやばい（どうやら8Kカメラで撮影された？）エモいカットがこれでもかと挟み込まれてました。ノマドランドばりのマジックアワーの美しさよ。この美しさはぜひIMAXスクリーンで観たかったなぁ。
インフィニティ・ウォーではサノスの膝裏しかナイフで攻撃できなかったドラックスが、本作ではザックザクとゾンビの頭部を刺しまくってました。
統率されたゾンビとか楽しかったし、ゾンビ妃が◯◯していたのとかまさに死と再生のモチーフだし。死ぬほど「俺に構わず先に行け」をたらふく味わえたのも眼福。もう大好きのフルコースでした。
あとさらりとコロナを描いていたり、トランプ氏へのメタファーを最後のオマケで入れていたりと、まじで絵作りがセンスの塊でした。
オープニングカットなんてほんと今年イチだったと思う。再生して15分はマジで神がかりだったわ…
ザックが自身の愛娘の死を乗り越えて完成させたこの復帰作、本当に素晴らしかったです。ラストのあのシーンは自殺してしまった娘さんへの深い想いに溢れていました…デイヴの最後の台詞はザック自身が娘に伝えたかった言葉だろうし…あの長尺で撮らなければならない想いが画面から本当に溢れていました…
ラストシーンで流れた歌を調べてみるとクランベリーズというバンドの「ZOMBIE」という楽曲とのこと。子供も数名犠牲になってしまった爆弾テロへの追悼曲だったようです。
作中でデイヴが何のために本作戦に参加したんだ、と聞いていた時に魂を浄化したいと言ったメンバーがいたと思います。本作を製作することによって、娘さんの死を乗り越えたいというザックの想いがあったのでしょう…
ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットも買うしかないなぁこれは。
いよいよ6/25Blu-ray発売のようです！
