選ばれし子供達という名のリアルタイム視聴層も、現在30代前半から半ば位の良い大人になった。年相応にデジモンを卒業していった我々を狙い撃ちした、完全なる同窓会映画。
大人になっていくことへ悩み葛藤していく太一に対してアグモンの目線が、口調やキャラクターこそ当時のままだが、まるで親のような温かみがある。「大人になっていく太一を見てたらワクワクする」とか「大きくなったねぇ…」とか。。シンプルだけど名セリフだと思う。
この辺もしかしたら、デジモン制作サイドから玩具で遊んでいた当時の子供達(僕らですが)へのメッセージも汲んでるのかなと思えば更に深い。
演出、作画も目の肥えた大人向けの仕様になっていますが、バトルや進化の描写が当時を思い出させる熱いものになってるので、そこは素直に童心に帰って楽しみましたw
無闇矢鱈に感動を煽ってこない終わり方もめちゃくちゃ良かったな……。
明日の事なんて誰にも分からんよ…
だからこそ、可能性に終わりは来ない、など……