へたれ

主戦場のへたれのレビュー・感想・評価

主戦場(2018年製作の映画)
3.6
良かったとこ1 ロジカル・シンキング的なアプローチ
話を散漫にさせないために、このドキュメンタリーで取り扱う論点を3つに絞り、双方の定義の違いを表し、そこに国際法や国際条約を照らしてどちらに理があるかを示そうとするアプローチが分かりやすい。

良かったとこ2 インタビューの撮り方
前半あたりまでは、右派の人たちのインタビューは顔の左側から撮り、左派の人たちは右側から撮っているので、話者が頻繁に切り替わると双方が直接論争しているように見えるのが、視覚的に分かりやすかった。

ダメだったとこ 後半に話が発散
途中からNHKの検閲の話とか、日本会議の話とか、映画で収束できるわけもなければマイケル・ムーアみたいにムーブメントに繋げようというわけでもない領域にまで話を広げてしまうため、左派のアジテーションみたいに発散して終わるのが残念。
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