Dumbo

ニノチカのDumboのレビュー・感想・評価

ニノチカ(1939年製作の映画)
4.0
古い映画という事の他には、
どんな映画か知らずに観たら、
意外にもコメディで、楽しめました。

古き良き時代のパリが舞台ですが、
アメリカ映画で、
ソ連のことを強烈に風刺してます。
この時代、こんなに痛烈に風刺しても
いいのかなぁ⁇大丈夫なん⁇と思いながらも、
その風刺も含めて笑って楽しめる
軽快なラブ・コメディでした。

“すぐにシベリアに送られる”
“シベリア行きは寒いから嫌だ”
みたいな、ソ連貿易省の三人組のやりとりが
毎回おもしろかった😆
高級ホテルにそわそわしたり、
あのいつもおじさん三人がつるんで、
あーでもない、こーでもないって
ウロウロしてるのが、
なんか妙にツボでした 笑

ニノチカ(グレタ・ガルボ)も、
堅物で、国の任務のためだけに
生きてきたような女性。
そんな無表情なニノチカが、
初めて笑った(大爆笑した)時の顔、
すごく可愛かった!!
恋をすると、
いくら堅物で冷静だった女性でも、
こんなにチャーミングに笑えて、
そして酔っ払ってグダグダに💦
なるんだなぁと思った 笑
あの変な帽子、
ほんとに当時パリで流行ってたのかな?笑

地味なスーツしか着なかったニノチカが
デートの食事にヒラヒラのドレス着た姿は
かわいくて別人みたいだった✨
こういうの、ギャップ萌えって言うのかなぁ💦
レオンに出会って、こんなに変わったニノチカ!
“恋の力”ですね!!

ニノチカが、二回も
“ミイラ取りがミイラに”なっちゃうところが
おもしろかった。


こういう洗練された雰囲気の
古い洋画が好きです。
セリフまわしもウィットに富んでて
楽しかった!
最後も、ハッピーエンドで
めでたし、めでたし!

一番好きだったセリフは、

“思い出は検閲されませんよ”
Dumbo

Dumbo