大木茂

連合艦隊司令長官 山本五十六の大木茂のレビュー・感想・評価

3.3
夏の戦艦大和、山本五十六見聞録③

何本か第二次世界大戦末期の海上戦観たけど
この映画が一番観やすいし分かりやすかった
今までの映画はイマイチ山本五十六の思想や攻撃理由が分かりずらかったんだけど
この作品は
三国同盟の反対
真珠湾攻撃
ミッドウェー海戦
ガダルカナル島
そして4月18日の最期
と全てが丁寧だった

日米開戦に反対する誰よりも先見の明があり
いざ開戦となると卑怯を嫌うも手違いにより奇襲となってしまう
ミッドウェーでは負けを認め犠牲を増やさず
終盤は死を覚悟し陸と海を背負う

三国同盟を反対して
そうなってしまっても一瞬の優勢で講和の道を何度も探り
腹を決めて海に身を置いたんだなって分かるわ


冒頭の逆立ちとかが短い時間で三船敏郎な山本五十六を表しているようで一気に心を掴まれたわ
やっぱ三船敏郎が演じてるってのがデカイな安心感が凄い
頼り無さってのが当てはまらない名優だわ



クレジットに池田秀一っ?!って出て
あのシャンクス?ってなって確かめたら
終盤の戦闘機乗りのあの声のでかく威勢の良い青年だった
大木茂

大木茂