けべん

100日間のシンプルライフのけべんのレビュー・感想・評価

100日間のシンプルライフ(2018年製作の映画)
3.8
とある富豪へのスマホアプリのコンペティションで奇跡的に勝ちとることができたアプリ開発者・ベンチャー企業CEOの2人。アプリ買取費5億円の分配を巡って、モノの制限を設けて生活する勝負をする話。

原題『100DINGE』は"100のモノ"という意味で、モノ0から始まる100日間の勝負を指している。

生活スタイルも生き方に関する大切にしてることがぜんぜん違う2人が主人公だったので面白かった。

映像でいうと、優しい色や光が登場することが多くかなり暖かい気持ちで見ることができる。展開はかなりコミカルなことも含めて作品の良さを出してた。

タイトルに負けず、モノについて考えさせられるかなり良い作品になっている。私たちの生活はモノに溢れていて、仕事も数字優先になってて利益が優先される。これでよいのか?この点がメインに話が構成されているので、何かに気付かされるだろう。

最後に向かってほんわかする話になってた

話の途中は複数の軸が登場するのと本題への入り方が突然なのでイマイチなのか?と序盤は感じたが、最後まで見るとこの感情は覆る。終盤の終盤はかなり独創的な映像効果というか見せ方でこの作品を締め括ってた。また、話の終わり方としてもありきたりではあるかもしれないが、魅せ方が秀逸だったので心温まった。最後は本当によかった。