「所持品ゼロから1日1アイテム選び生活をする」
すごく斬新で面白い設定なので、興味があった作品。100円でレンタルできたので、早速鑑賞!
■感想
①友情、恋愛、家族など複数のテーマがある
「所持品ゼロから1日アイテムを選び生活する」と言うストーリーがメインではあるが、友情、恋愛、家族の関係など、メインテーマ以外にもテーマがある。
基本的には、1日1アイテム生活をメインにストーリーが進み、メインテーマに絡ませて生活内で友達や恋愛、家族関係が描かれるような構成。
サブテーマをただ含めるだけでなく、メインテーマに上手く繋ぎ合わせて、メッセージを伝えようとしているように感じた。
ただ、色々詰め込もうとして、メインの「1日1アイテム増やす」と言ったテーマが薄れてしまって、それぞれのテーマが中途半端になっていたのが残念。
②日常のちょっとした幸せを掴むことは大切
作品中でも語られていたけど、世の中はすごく自由になったけど、息苦しさが残る。
そんな世の中でも、日常には小さな幸せが転がっているので、その幸せをしっかり感じ取ることが大切と感じる。
この作品でも、パウルが階段でコーヒー飲み、飛ぶ蝶々を眺める…と言ったのんびり過ごす姿があり、物や情報に溢れた世界に身を追いているより、幸せに見えた。
自分が日常を送る中でも、すご〜く嫌な気持ちになることが多い反面、「美味しいものを食べる」「天気の良い日に散歩する」など、確かにちょっとしたことでも幸せを感じることがあるな〜とそのシーンをみて思った。
テクノロジーが発達し、社会情勢が変わったことにより、情報や物に埋もれてしまうけど、日常のちょっとした幸せを大切にすべきだと学ぶことができた。
③幸せの定義は人それぞれだよね
それでも幸せの定義は人それぞれなんだろうなと感じる。
情報や物に溢れることで幸せに感じる人もいれば、普段の散歩や本を読むなど、ちょっとした日常に幸せを感じる人もいて、幸せの感じ方は人それぞれだから。
作品中でも、登場人物の価値観は多様であ、くまで価値観は各個人によることを表しているように感じる。
自分の価値観は大切にしつつ、自分の価値観を押し付けないで、尊重することが大切だと改めて実感。
■まとめ
メインとする「1日1アイテムを取り入れる」と言う設定がぼやけてるな〜と思いつつも、「日常の幸せを大切にする」と言ったメッセージ性を感じ取ることができ良かったです。
期待値がかなり高かったこともあり、少し残念でしたが観て良かったです。