このレビューはネタバレを含みます
良くも悪くもフランス映画
「(無実の罪で投獄されて若さを奪われたから)
何をやっても許される」
そんな訳ないだろ
「人を苦しめるのが好きなんだ」
他人に対して優位に立ちたいって
リアル負け組(傍から見て恵まれているように
見えても)が思いがちな事
頭脳や能力秀でて人望ある人はむしろM
「ごめん、(話を)聞いてなかった」
人殺したおじさんの告白をスルーするルイ
「またやったら来ます」
「そうしてくれ」
おいおい
「いい加減にしろ」
うんうんそう思う
監督もわかってるんだよねやりすぎって事
・・・登場人物の誰にもこれっぽっちも
魅力を感じなかったけれど
その点は、こういう話だからいいのかなとも思う
レトロな感覚は楽しい(テオのパパのお話の場面とか
アメコミみたい)
刑務所から出てきたイヴォンヌがルイと再会の場面
絶対やり直すよねと思った
ブラック寄りだけど、所々笑えてしまう
他人に面白かったと勧めたい映画ではないけれど
数ある映画作品の中にはこういう変わり種が
あってもいいのかなと思う
・・・フランス以外では絶対
作れなさそうな作品(スポンサーがつかないよね)