このレビューはネタバレを含みます
テンポが素晴らしい。初期の名作のひとつ。
トッペマは可愛いし、日常に入り込んでくるス・ノーマンパーが普通に怖い。
現代では許されなさそうなキャラであるマカオとジョマのキャラクターも良い。強キャラ感がある。
メモリミモリ姫のデザインはちょっと変わってるけれど、異星の人間らしいので…。
王子?の方が逆に普通過ぎる。
マカオとジョマに滅ぼされたらしいけれど、再興出来るんかな~
ちょっとだけ滅んだらしきそっちの世界とか、魔女の強さをもうちょっと感じたかったなぁとは思うものの。
日常が強制的に変えられていく様はしんちゃんの他の映画でもあったけれど、ふとした出会いから追い詰められる恐怖感は大人になってから観ても想像すると怖い。
今のしんちゃんの映画だったら、トッペマのスゲーナスゴイデスのトランプを使ってオカマ魔女を倒して、と言うお願いを断ったりしないんじゃないかなあ。
なんかちょっと怖いし、一回断る…けど、置いていかれたトランプが気になる…でも友達も両親も信じてくれない みたいな子供らしさとそれに由るスッキリとしない、心に重しを乗せられた感覚、そしてス・ノーマンパーの訪問…と、子供としてのしんちゃんの心理描写も良かった。
久し振りに観たけど、やっぱり怖いわ。家に帰って安心してたら、親が親じゃなくなってるとか あっ終わったわ…ってなるよなこんなの~
また数年後に再視聴しよう。