【タズシネマ】
ごめんなさい好きじゃないです。グロいから、とか怖いからとか、厭な気分になるとかでもなく、ただ中途半端でおもしろくない。(ホラーもサスペンススリラーも好きだし。グロ系も動じず観ますです。異文化/信仰にも理解があります)
・まず、1シーンが毎回長いです。儀式とかダンスとか食事とか歌とかいちいち長い。で当然トータルの尺も長くなるし。長尺映画ものめりこめればあっという間に看破しちゃうですけど、これはシーンごとに早送りしたくなりました。
・ホラーに芸術性を求めてないんです。白夜で続く青空とかビビットでカラフルなお花とかアート作品にしたいならホラーである必要がないです。
・くらう人たちみんなクズで感情移入できないです。基本全員アホなんですよ。ホラーに振るならアホなのはいいです。それが定石だし。でもアートスリラーみたいにしたいならならもっと頭使ってくれ。
・ストーリーがそもそも。最初から怪しさフル稼働ですよね？留学生が故郷に着いた途端もう胡散臭いですよね？いきなり衝撃的な儀式見せられてますよね？普通初日に帰りますよね？言葉もわからないんですよ？まず残りたいの心理を知りたい。仮に論文のためとかなんとか情熱を持って残る、を譲ったとしても、怪しい飲み物飲む。立ちションする。ダメよと言われた大事なものを盗撮する。女とやりたがる。アホでしょ？もはや殺されて当然くらいに思っちゃうです。あと伏線も回収しきれてない気がするです。
シンプルに旅行先のマイナーな村が怪しくて襲われて頭使って脱出試みるけど全滅(もしくは生き残りが崇め奉られる)みたいな方が楽しめると思たです。(そもそも製作者の狙いはそこではない事は理解してますけども)
エンタメに寄せるなら似たような作品の「ウィッカーマン」の方が見応えあるし、独特の信仰/文化×サスペンスなら「刑事ジョンブック」の方がいいし、文化差による倫理観の違いグロを堪能したいなら「グリーンインフェルノ」の方が振り切れてると思たです。
