さわら

ミッドサマーのさわらのレビュー・感想・評価

ミッドサマー(2019年製作の映画)
2.0
悪酔いする感じ。観るだろうと思っていた通りの民俗的世界

北欧の奥深く、白夜光る草原の村。90年に一度の祭り。招かれる部外者にも意味がある。村には村の時間と宗教が満ち満ちて、逃れることは生きては出来ない。

冒頭から、不安感と虚が奈落のように深く危ういなーという感覚は、無くなるどころか、どんどん閉塞されていく。ホラーの定石は踏むんだけれど、怪異がそれを行うよりも、理性的に笑顔で行われるそれの方が、恐ろしい。

正邪の別ではなく、そこにあるのは内と外。巻き込まれてしまえば、それで終わり。
田舎町の儀式に都会人が~の典型ですがな。おえ。
さわら

さわら