作品のテーマ、訴えたい事について何かしら理解しようと思ったんですが、私には解りません。不快感しかありません。
そういう意味で、物凄く出来の良い胸糞映画ですかね。
もう導入部の事件から不穏な気分を煽るような音楽と映像です。
本編の目的地へ向かう道中、敢えて天地逆のカットを入れるとか、なんか普通じゃ無いもの見せるぞっていうメッセージのような気がします。
とにかく特筆したいのは、舞台設定というか、架空の村人の風習をよくここまで緻密に考えたもんだなと感心します。とにかく凝ってます。
それに伏線張りまくりだそうで、何度も観て考察しがいがありますが、もう一度観たいかというと…
ざっくり言うと所謂カルト集団物なんでしょうけども、カリスマ的な教祖が居て結束している訳ではないんですね。そんなの居なくても、どの村人も一様に狂気に駆られてるっていう、恐ろしい…
個人的にただ一点、疑問に思う箇所は有りましたが、まあそれも話の大筋からしたら取るに足らない事ですし、それ以外は見事なもので完成度高いです。最後まで惹き付けられるのは間違いないですね。
公開初週に観たんですが、ほぼ満員でした。こんな映画、みんなほんとに観たくて来てるのか？って思ってしまった。まあ、自分も同じなんですけどね(^_^;)
それだけアリ・アスター監督に対する期待が高いってことなんでしょうねー
このお祭り、絶対９０年に一度じゃ無くて、毎年やってるやろ（笑）
