言葉で表現したくない内容。
部落や集落が閉鎖的であればあるほど内部では人間社会をそこで完結しようとする。しかしそれではシステムが破綻するために綻びが生まれる。
その綻びの埋め方は、人間本来の種の残し方や食事や文化に起因するわけではなく何かに縋るようになってしまうのだろう。
人間誰しもが持つ、感受した感覚を共有したい欲、さらに自分だけではないという安心感を求めるあまり、内部に所属していると異常性に気付いてもそれを正しく思ってしまう。
異常を正常として表現する様はまさに圧巻。
具体的にどのようにして、この映画で描かれた集落の人間達が、社会的システムの綻びを補填していたのかは言いたくない。まさかのチンコ。チンコにモザイクはかかっている。でも最初はチンコ。チンコチンコ。
設定は面白く、狂った環境や、トリップムービーのような表現はかなり良い。ただストーリーとしては、フィールドだけ作られている状態なので綿密に練られた工作や抜け出す描写や心理的葛藤が好きな人にはオススメしない。
カンフーが好きな私にはニーハオであり、アチョーではないので、ツァオでありニーマーかつザイジェンの要素も含むチンコチンコだった。
