郁哉サム

ミッドサマーの郁哉サムのレビュー・感想・評価

ミッドサマー(2019年製作の映画)
3.6
ヘレディタリーに続く、アリ・アスター監督の今作は…

【ヘレディタリーは不気味、ミッドサマーは気持ち悪い(笑)】
始めに言っとくと脱出劇じゃない。
どうやらカルト的要素の世界観を魅せるのが監督の売りなんですね。
今回は独自に発展していった集落?にふと学生たちが行ったら…という話。

【世界観は言う事無し、だからこそ気持ち悪い】
考察を拝借すると、
北欧神話+キリスト教のMIX
最後の花(世界樹)、クロスバー、熊…etc
だから気になったカメラの使い方も言われてみれば頷ける。
ただ老人の最後には今村昌平監督の
『楢山節考』を少し彷彿とさせるしきたりを感じた。

私には宗教観は無いが、幼稚園はキリスト教系の出だからみんながやるからやらなきゃいけない感は凄く納得。
こんな集落に潜入!みたいなドキュメンタリーにも思えた。

【誰の立場になってモノを捉えるかでストーリーは大きく変わる】
彼女は彼女でああなって、
彼氏は自業自得(笑)
他の2人も自業自得だな(笑)
けどイングマールとその友のラストには少し情が出てしまった。
郁哉サム

郁哉サム