このレビューはネタバレを含みます
分かりやすく禍々しかった前作ほどでないにせよ、文字通りこの世の物とは思えない美しい映像の中で、ずっと禍々しさが漂う怪作。
こちらの常識で測れない村人たちの因習に巻き込まれて行くアメリカ人が、逆に嘘、裏切り、不躾で、こんな人たちを取り込んで大丈夫か？ と逆に心配になってきてしまったり。今までも『ウィッカーマン』やアーミッシュ、横溝正史ものなど、世間と隔絶された文化を持つ人たちとの、カルチャー・ギャップを題材にした映画はあったけど、ここまで振り切ったものはなかなかお目にかかれない。スウェーデン大使館から抗議があったと聞いているが、さすがに国の実名を出してここまでやったら言われるでしょ、と腑に落ちたり。
最後のダニーの笑顔は、解放を意味するのかな？ 意味深。落ち着いた頃に、もう一度観てみたい。コンデション悪くて、前半所々トリップしちゃったし😓
