ミッドサマーのジジイのネタバレレビュー・内容・結末

冒頭の家族の死が後半もっと絡んでくるのかと思っていたらそうでもなかった。謎だらけの前半はすごくワクワク？したんだけど、共同体の全容が見えてきたら急激に興味を失ってしまった。ルーン文字を事細かに解説してる記事とかあるけど、何だかなあ。最後クリスチャンを見捨てるダニだが、その選択もよくわからなかった。クリスチャンそこまでクズだったっけ？主役のフローレンスピューは素晴らしかったけど、個人的にははまらない映画でした。
【追記】公式サイトの記事を読んでみた。ダニがクリスチャンを見捨てるのは、家族を失ったダニを支えてくれなかったこと、村の女とセックスしてたことが理由とある。だが家族が死んで半年別れることなく関係は続いていた訳だし、ダニは気づいてないにしてもセックスはクリスチャンの望むところではなかった事だしなあ。つまりクリスチャンの中にダニを旅行に誘う優しさと、とことん裏切るクソの部分を同居させねばならなかったところに無理があった気がするのだ。9人の犠牲者の中には村人もいたが、ほとんどは外部の人間であって村の祭りとしては大成功なんだろうけど、むしろ外部の人間による反撃があって初めてカタルシスを感じるのではないだろうか。まるで感情移入できない狂った村人にいいようにやられっぱなし、という結末に自分はいまいちはまれなかったのかもしれない。