結局アルマジロなんなん?
有楽町の朝日ホールでやってるイタリア映画祭2019にて。
宇多丸さんのラジオでイタリア映画祭の紹介してたときに話題に出た一本であることとイタリアのグラフィックノベルが原作であるということに興味あって鑑賞。
上映前に来日中の監督からイタリアでは就職難で30くらいになっても子供みたいな生活してる若者がいる、みたいな説明がありました。
で、上映開始。。。
うーん。これは。。。
ぶっちゃけつまらなかったなー。
正直、監督の意図みたいなものを掴みかねたんだと思う。
簡単に言えば(もしかしてストーリー勘違いしてるかもですが)、やりたいことはあるものの、なかなかお金にならずバイトしながら生活してる若者二人。そのうちのひとりにかつて好きだった女の子の訃報が飛び込む。
その日暮らしで不安定な生活はそれなりに楽しいんだけど、やり場のない怒りもある。
だらだらとした日常に現れるのはアルマジロの化身。
アルマジロは時にアドバイスくれたり、話を聞いてくれたりする。
そんな青年たちは幼なじみの女の子の死でどう変わっていくのか???
みたいなお話。多分(笑)
原作となるグラフィティノベルはイタリアの若者の日常が綴られたブログを元に作られたものということなので、この映画も日々の生活を積み重ねていったものなのでしょう。そこには芯の通ったストーリーがあるわけではないので、深追いして意味を求めようとするとドツボにハマる。
多分青年二人の日常は意味がありそうで意味がないんだな。何かを変えたいけど変えられないんだな。
別にイタリアだけでなく日本でも同じ。変えようと思っても変えられない。なかなか。
原作、イタリアでは結構売れてるそうですが、どの辺がイタリアの人を引き付けたんだろ? その辺の理由がよくわからない時点で俺は合わなかったんだろうなー。残念。
あ、所々に出てくるジャパンサブカルネタにはちょっとニヤリとしました。