ヒロ

十代の夏/新学期のヒロのレビュー・感想・評価

十代の夏/新学期(1956年製作の映画)
4.5
労働とは対極にあるロジエの映画はもはやマイナスイオンが出てるし、長編だとお腹いっぱいな部分もあるが短編だとそれもない。揺れる木々と木漏れ日、川のせせらぎと「夜の女王のアリア」、癒しの3段重ねが劇場を暖かく包み込む。無垢な蛇が閉鎖空間に齎すものはヴィゴの『新学期・操行ゼロ』、さらに漂うキアロスタミ的趣き。
日本人よ、働くな!

《映画/批評月間 〜フランス映画の現在をめぐって》
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