ウォーボーイズ2024

メカニックのウォーボーイズ2024のレビュー・感想・評価

メカニック(1972年製作の映画)
4.0
ステイサム版のメカニックを観た後にリメイク元が気になってたら、知らない間にTSUTAYAでレンタル開始してたのでようやく鑑賞できました。

結果、『あれ?映画としてはステイサム版より面白くね?コレ』という感じでした!
というか、リメイク版はあくまでステイサム映画として観ると傑作なんですけど、本作は単体の映画として観ても普通に面白い作品だと思いました。

主人公であるメカニック役をチャールズブロンソンが演じてるんですが、これがまた渋くてかっこいい!
特に冒頭の暗殺は全く台詞もないのに俳優の演技と演出だけで状況が説明出来ててほんと凄かったです。
キャラ設定も、ステイサム版とは違って弱点がある所も人間味が感じられて良かったです。(ステイサムが完璧超人過ぎるだけかもしれんが…)

弟子のスティーブも本作の描写だと、師匠であるアーサーからしても腹の読めない人物として描かれていて、もしかしてサイコパスなんじゃないかと思うくらい最後までミステリアスな感じでした。

そして問題のラストなんですが、ステイサム版を先に観ていたので予想していたとはいえ衝撃の展開が待ってました…
シーンのテンポの速さも相まって、なんじゃこりゃ!って思いました。

自分の中では、前転するステイサムを超えるくらいの衝撃のオチでしたよ。

このオチを知った上で改めてステイサム版を観直したら、ステイサムが更に超人に見えました。
他に、仕事の資料を壁に貼ったりメカニックとしての仕事を終えた後は音楽を聴く。といった設定とか、割と原作に忠実だったんだなぁという気づきもありました。

アクションや演出はたしかに地味ですけど、そこは70年代の作品なんでしょうがない。
むしろ、この時代としたらかなり激しいバイクアクションも見られて(当然CGも無いだろうし)ハラハラして楽しめました。
昔の仮面ライダーとかのバイクアクションが好きな人にもオススメです。

観る前は古い映画だから…と舐めてましたが予想外に面白かったです!