風来坊

ラストマン 地球最後の男の風来坊のレビュー・感想・評価

ラストマン 地球最後の男(2018年製作の映画)
2.0
最初に主人公が無意味に鳥を死なすシーンでもうテンションががた落ち…観るのやめようかと思いました…。暗いトーンの映像がダークさを醸し出して雰囲気はなかなか良い。

ただ…主人公の語りでは絶望的に崩壊している世界という事だが、物資はまだあるようだし、仕事もあってお金もまだ価値がありテレビ放送もある。インフラも多少は機能しているようなので主人公が言うほど酷くはなく、主人公の被害妄想のような印象を受けます。

前述したように世界滅亡的な話しより主人公の精神障害を軸に描いていてなんか見ていて苦しい…。自分も精神障害で通院していたので…悪い方にばかり考えるのは重なる物があります。
こういう狙いなのは分かりますが主人公同様にストーリーも支離滅裂で、急に更に世界滅亡ムードになったり、金を盗んだ盗まないで会社と険悪になったりと津良いいけない…。

ヘイデン・クリステンセンさん、ハーベイ・カイテルさんという実力派が揃っているのにストーリーが残念で2人の良さが出ていない気がします。
ヘイデン・クリステンセンさんはスターウォーズで一世風靡して以来、自身でそのスターウォーズのイメージを壊すのに迷走しているような気が…。
最近は話題作とヒット作にも恵まれていない印象ですが頑張って貰いたい。

ヒロイン役のリズ・ソラーリさんは男優陣と肩を並べるくらい、背が高くてビックリしていましたが、どうやら本業はモデルだそうで納得のスタイルで見映えする人ですね。

現実か妄想か?少しだけ「マンダウン 戦士の約束」に似ているストーリーで好きな人には堪らないお話しかも?自分には合わない映画でした…。
風来坊

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