月を買った男のkaeru3のレビュー・感想・評価

イタリア映画祭2020で駆け込み鑑賞。期限ギリギリに思い立って購入した自分を褒めたい。
サルデーニャ上陸以降がぐっと面白く、コミカルなトーンの中、ふっと四行詩で語られるカタルーニャの侵略や、バルバージアの掟への言及など、サルデーニャの歴史や風土の深い所へ連れて行かれる。
映画的な魅力のある場面もあって、感覚的にも知的にも旅をしたような気分になれる作品だった。