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帰ってきたムッソリーニのGenaのレビュー・感想・評価

帰ってきたムッソリーニ(2018年製作の映画)
1.5
ドイツのオリジナル版を観れば十分!!本作は全く不要。

リメイク作品を見るときに誰が丸パクリを期待するんだろう。キャストや言語を置き換えただけなら改めて作る意味はないと思ってしまう。

・筋書きはそのまんま
・演出手法などもそのまんま (ムッソリーニの発見のされ方、国民へのアプローチ方法、通行人ノ顔にモザイクなど)
・細部にかける
ヒトラーのときは犬を殺すまでの人物描写や主人公のダメディレクターの観点などが充実してた。でもそれがすっぽり抜けてる。

極めつけは、ドイツ版の結論とも言える【今あの過激な独裁者が復活したら、私たちはそれを選んでしまうのではないか。その未来の方へ少しつづ進んでいるのではないか】
という恐怖と自戒、警鐘を鳴らすようなラストがあった。

これがイタリア版ではうっすい。オカモトより薄い。
残念な映画。
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