炎と戦う男たち
ホアキン・フェニックス、ジョン・トラボルタ主演の消防士の人生を描いたドラマ。
物語はホアキン・フェニックス演じるジャックが、消火活動中にトラブルに巻き込まれるシーンから始まる。
そして、現在進行形でのジャックの脱出・救出シーンと、ジャックが新米消防士として配属してから結婚し子を授かり今に至るまでの回想シーンが交互に描かれていく。
消防士という危険な仕事を理解しつつも毎日不安に思い家で待ち続ける妻。
ジャックは無事に妻の元へ帰ることが出来るのか…
印象的だったのは彼らが常に明るくバカ騒ぎをしているところである。
消防士という過酷な仕事。
自身の怪我、市民の死、そして仲間の死…
厳しく辛いことの方が多いだろう。
仲間の死に直面しても、翌日にはまた命を懸けて火災現場へ向かう彼ら。
それなのに日々明るく過ごす彼ら、仕事が終われば仲間たちで酒を飲み、暇が出来ればイタズラをして子供のように大笑いする。
常に明るく過ごす日常シーンを観て、すごく強い人たちだと感動した。
人命を救う仕事への誇り、人を助けたいという気持ちが、彼らを強くしているのだろう。
あらためて消防隊に感謝するとともに、自分も彼らの様に強くありたいと思える作品であった。