真夜中

ミッション:8ミニッツの真夜中のネタバレレビュー・内容・結末

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

必要最低限の登場人物とミニマルな展開で期待以上に楽しませてくれる傑作でした。
自分のアイデンティティーをめぐるSF作品という意味では前作「月に囚われた~」に通じるものがあり、手塚治虫や藤子不二雄を思わせるイマジネーションを刺激する作風もそのまま。
最後の8分ミッション、助からないと知りつつも、せめてソースコードの中では爆発を阻止し、乗客みんなを笑顔に幸せにしてあげようとする彼の姿、そして乗客たちに涙。
その後におとずれる希望とも絶望ともとれる不思議な結末は観た人とその解釈を語り合えるような深みのある、
まさに映画的なラストでした。
私は観ていてどことなく「ジョニーは戦場へ行った」を思い出しました。
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