まるちよ

悪魔の棲む家 REBORNのまるちよのレビュー・感想・評価

悪魔の棲む家 REBORN(2018年製作の映画)
2.2
ほんっとにアメリカ人ってアミティビルの話好きなんだな、と感心した。
何回リメイクされるんだこの映画は。

アメリカロングアイランドのアミティビルで実際に起こったとある「家」に纏わる一家惨殺事件を題材にしたフィクション気味の「再現映画」なので、結構地味。
死霊館みたいな派手な展開を期待しているとかなり肩透かしを食らう。
元々の「悪魔の棲む家」もかなーり地味だったので、無理も無いんだけど同じような地味さでリメイクして一体誰が得をするんだろうと素直に疑問だった。

実際にブッチの裁判が行われた際の法廷記録として残っている「なんで家族全員がうつ伏せで、銃声に気付くことなく殺されたのか」といった点を、雷の音で気づきませんでした、みたいなある意味強引な裏付けもされている。
こういった点が中途半端な地味映画というイメージに繋がってしまうんだと思う。
さんざっぱらリメイクされてるんだし、いわば後日談である死霊館がヒットしたんだからこのリボーンも思い切りはっちゃけちゃえばいいのに。

恐怖描写も、多少はびっくりするシーンはあるものの全体的に抑えめ。
ホラー映画、という感じはあまりしなかった。
不気味な雰囲気はするけど、退屈で眠たくなってしまう映画だった。

◆良いところ
- ブッチの裁判陳述内容にかなり沿った内容らしく、そこを頑張って再現したところ
- お母さん役の笑顔が素敵だった

◆悪いところ
- とにかく退屈である
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