スノーボール、海からのびるピンク電話、
海に浴衣に祭りにおにぎりに。
死に直面している主人公なので序盤は重苦しい、
樹木さんが登場してから不安や恐怖に少しずつ
腹を据えていく感じが良かった。
怖いものほど逃げずに向かい合いたい。まずはお茶を出して。
日本の妖怪や物の怪はもっと身近で他愛のなく、
八百万の神ももっと優しいイメージだったので、
明るく切ない話であればよかったのに。
ラストにかけてがんがん良くなる。
何れみんな死ぬ、だから死ぬまでは精一杯生きるのだというのいい。
最後の笑顔すき。
樹木さんの遺作。
お彼岸になったらお芝居をしに此岸にきてくれないだろうか。