Risa

82年生まれ、キム・ジヨンのRisaのレビュー・感想・評価

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)
4.0
育休をとれば昇進・昇給できない、女性は育児をするために会社を辞めなきゃいけない、「良いよなあ女の人は家で子供育ててゆっくりできて」、女性は結婚や育児を経験するから会社の企画の選抜メンバーには選べない、「女の子なんだからご飯の準備しなさい」、就職せずに嫁にいけ、危険な目にあうのはお前が悪い、

こんな世の中うんざりだよね〜
韓国と日本のこういった男女の社会問題はそっくりだね、嫌になる、本当に2022年ですか?と聞きたいくらい
今は少しずつ変化してきてるけど、昔の人とかは「時代に合わせなきゃね」「今はこんな発言でもパワハラになるのか〜時代は変わったな〜」とか価値観が古すぎてリニューアルされてない人ばかりで、こんな社会問題に解決方法なんかない、皮肉だよね

もうすぐ始まる選挙でも、男女の賃金の格差の解決に向けて取り組むって言ったって、どう取り組むのかさっぱりよ


最後ジヨンが言ってたけど、知り合って間もない人に、自分が今までどういうことを考えて生きてきたのか、どういうことを大切にしてきたのか、どんなキャリアを歩んできて、現在どんな生活をしてるのか分からないくせに、立ち入るなよって本当。
今足りないものは想像力だよ、どんなことをしてきたのか、どんな考え方をしてきたのか、どんなことに喜んでどんなことに怒ってきたのか、少しでも相手に寄り添う力、そういった想像力があれば優しい世界になれる
バスや電車で赤ちゃんが泣いててお母さんが謝ってる姿を見るけど、そのような世界にしたのは私たち、想像力が足りない人間

もっともっと優しい世界にしたい
よかったですこの映画、考えさせられた
Risa

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