やよい

82年生まれ、キム・ジヨンのやよいのネタバレレビュー・内容・結末

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

無意識に潜む気持ちに気づかない人に観てほしい。

わたしは小説も読んでたので、小説の絶望を少し好転させてくれたので安心した。

時系列でみると最初のうち、あまり理解のない夫に悲しくなった。
あなたは環境が変わらなくても、わたしの環境はあなたが思うよりずっと変わってしまう。そう思っただろうな。

だんだん、本当に愛してるからこそどうすれば前に進めるかかんがえて、本当に彼女を失いたくないと感じて行動しはじめただろうと思う。

子どもは可愛くて、夫の給料で生活ができて、主婦として幸せだとそとから決めつけられがちな環境だとしても、本人がそう思っていなければ幸せではない。

夫が抱きしめてから会社に行った後の、家の檻感がなんとも言えなくて、後半に閉じ込められているように思うみたいなことを言ってたとき、そうだよねって思った。

だけど、女性が女性も男性と同じように暮らせる世の中へ!と声を上げるとき、わたしは慎重にならなければならないと思う。
ときに世界は女性優位である場合があるから。

ただ性別は関係なく、それぞれの価値観をすり合わせながら行きやすい世の中になってほしいと思う。
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