原作既読
母と娘のシークエンスは泣いたし、盗撮や痴漢、あんぱんのくだりは淡々と描いてあっても重い
そのうえで、映画化でよかった部分悪かった部分両方あると感じました
まず悪かったのは、
具体的な人物になることによって、原作を読んだ時に感じた(これは私の物語)という衝撃と没入感が薄まりどこか他人事に思えてしまったところ
特にラストは自分達の物語ではなく特別な才能を持つ人の話になってしまった気がします
良かったのは、
あのコン・ユが妻に病気をやっとのことで告げた直後に先に泣いてしまったシーン
先に泣かないでくれよズルイぞコン・ユ
あなたが泣くから妻は「大丈夫よ」としか言えないじゃないか
なぜあなたはそんな優しそうな顔をして妻を先に泣かせてあげることもできないんだ
なぜ、彼女に気を遣わせるのだ
あの顔で多分とても心配して悲しんでいるのが分かるだけにシュールでリアリティに溢れていました
満点
以上はあくまでも自分の感想なので、この映画を大切に思っている人が沢山居ることをとても嬉しく思います