(生)盗聴リポート 痴話のtのレビュー・感想・評価

震え上がるような傑作。世紀末サイケな空気。盗聴器、「ビデオドラッグ」、公衆電話、ポラロイドカメラ、ゴーグル、「念写」…視聴覚に訴えかけるヤバい装置の数々。自分の体内に別の人間がいるという根源的不安、「メカに強いですよね」「ジ・エンド」みたいなセリフの強さ、といった魅力有り余る夢野史郎の脚本。犬丸の腕がだらりと垂れる動きを捉えているのとかも良い。『恐怖分子』超えか？

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