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淪落の人/みじめな人のmiyuのレビュー・感想・評価

淪落の人/みじめな人(2018年製作の映画)
4.0
久々の映画館。
先週金曜日から京都シネマも再開されました。。。

京都シネマは、以前から年輩のお客様が多かったんですが、本日も、年輩の方が多かった様に思います。。。

今までは、チケットを購入すると、チケットに番号がふってあり、番号順に入場して、自由席というかたちをとられていましたが…
このコロナ禍の中での再開とあって 座席指定をして、また、1座席 間をあけての 指定席の為、いつもより入場に時間かかりました。。。

ストーリーは…
香港の工事現場で事故にあい、全身麻痺状態になってしまった50代のリョン チョンウィン(アンソニー ウォン)。。。
そこへ…
フィリピンから住み込み介護の家政婦イヴリン(クリセル コンサンジ)がやってくるところから 話がはじまります。。。

彼女が広東語を話せなかったり、彼女の床掃除の仕方が気にいらなかったりで…リョンはイライラしてましたが…
次第に、ココロ優しいイヴリンを家族の様に大事に思いはじめます。。。

この世の中…夢があり、その夢を実現させたり、夢に向かって生きていく事が出来るヒトは
ほんの一握りのひと…
でも、夢を追いかける人を応援する事は、誰にでも出来ます…

リョンは雇主でありながら、献身的なイヴリンの夢を応援したくなるのです。。。

香港に出稼ぎに来ているフィリピン女性のイヴリン。。。
看護士資格もある…って言ってましたが、メイドとして、下半身不自由なリョンの下の世話までやらなければならない仕事を請負っています。。。  

フィリピンって国の 貧しさみたいなものを
感じずにはいられません!
親から、お金の無心をされたり…
よくわからない結婚を彼女はしていたみたいで、
どうやら離婚にもお金がいるみたいで…
(その辺りは 深く描かれていませんが)

あと….
フィリピン人のメイドだからか〜
市場のおばさんの態度にイラッとした。。。
見下げた感じで、なお、足元を見て、ぼったくりをする…
でも、最後に なかなか 良い場面があります(๑˃̵ᴗ˂̵)

メイド<主人 って言う関係でありながら…
人としての繋がりは、次第に上下関係がなくなっていく様に思えます。。。

彼女の自立…
それを応援する彼…

コロナ禍のこんな時期だからこそ 胸に響くものがありました。。。

アンソニー ウォンさん
若者たちを中心にした反政府運動「雨傘運動」が勃発し、彼はこのデモを支持していたそうなんです。。。
その為、映画界から締め出されたらしいんです!
顔見た瞬間『インファナル アフェア』の人だ…
って 思った。。。

アンソニーさんは 自由とは
身体的な自由と心の自由がある…って言ってます。。。
そして、
もぅ、香港には自由が無くなった…
って…💧💧💧💧
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