民主化デモに揺れる香港から生まれた優しさにあふれた珠玉の作品。
そして香港の障害者の問題、外国らの出稼ぎの女性を家政婦として雇っている、といった香港のリアルな現実を描写している。
障害を負って車椅子生活をおくる男のアパートにやってきたフィリピンからの若い家政婦。
会話もままならない2人だが、片言の英語でお互いを理解し始め、情が通い始める。
お互いの心に秘めた夢を知ったとき、それぞれがその夢を応援し始める。
バッドエンドではなく、境遇によって夢をあきらめる必要はない、という素晴らしい人生訓を教えてくれる。
地味だけど、今年の公開作でイチオシの作品です。