ころっぷ

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコのころっぷのレビュー・感想・評価

3.5
主人公二人の演技と街の風景を切り取った数々の美しい映像が心に残る。家というものに固執したテーマが腑に落ちるし、それを家族や社会との対峙性に結んだ脚本のセンスにも共感出来る。サンフランシスコの歴史や人種間の軋轢には知識が無いが、若者の葛藤と友情の普遍的なドラマには正直で熱いものがあり、好感を持てる。編集に於けるカットのタイミングが絶妙で、音楽も素晴らしいので忘れ難いシーンが幾つも記憶に残る。