楽しみにしてたやつ。
単身赴任していた仕事一筋のカタブツお父さんが突然会社を退職して家に帰って来た。中小広告代理店勤務の主人公イワモトくんは、そんなお父さんとうまくコミュニケーションが取れず、本当は何を考えているのか知りたくて、子供の頃一緒に遊んだ唯一の記憶、FFを頼りに、退職祝いとしてPS4とFF14をプレゼント。自分もゲームの中の参加者として正体を隠して、父親との心の交流をはかるのであった。
見ず知らずのコミュニティだからこそそれが心の支えになることってあると思う。生きてる意味なんて考える必要ないじゃんと思っても欲してしまう時もある。近い間柄だからこそ本音を言えないこともある。
そうなんだよ。腹を割るって案外難しい。勇気いるんだよ。
ゲームと現実、それぞれの物語が違和感なく連動していて、とても観やすい。FF知らなくても大丈夫と思う。自分がゲームやってる訳じゃないのに、ぐぐぐと手に力入ってしまったり、クスリと笑うところも、ホロリとなるところもあった。いや、正直結構泣けた。父親と子供の話にめっぽう弱い。
アーノルドパーマーでめちゃくちゃ吹き出しそうになったんだけど、周りが誰も全く笑ってなかったので、下唇噛んで我慢した…。
