ストーリーはオーソドックスだけど、そのオーソドックスさやキメ台詞(みんなで力を合わせれば困難に打ち勝てる的な)のチープさも気にならないくらいエンタメとしてちゃんと作られていて面白かった。
ゲーム部分は全部それ用に作ったCGなのかと思うくらいだけど、全て実際にゲームをプレイしてもらって(各キャラ専用のプレイヤーがいるらしい。原作のエッセイに出てくる実際の人たちなんだとか)それをキャプチャしているっていうのが良かった。あんな細かい表情をプレイヤーがコントロールできるんだ!カメラワークとかも。
FFのゲームの宣伝としても効いてるし、『バーチャル空間であるゲームでの行動が実際の生活に影響を及ぼす』という物語のテーマと映画の作りもリンクする。
メイキングで美術さんが、「家族全員が視線を合わせずに会話できるリビングの構造が面白くて舞台に使う家を決めた」って言ってたのが興味深かった。