塔の上のカバンツェル

処刑人の塔の上のカバンツェルのレビュー・感想・評価

処刑人(1999年製作の映画)
3.7
アイリッシュ・パグパイプが鳴り響く中、天より使われし殺しの天才兄弟がバイブルを口にしつつ、殺しが上手くいった!やった!ってキャッキャッしてるのを眺める映画。

何言ってんのかわかんないけど、観た後も何観たのかよくわかんない。

ウィレムデフォーのテンションが兎に角おかしい。
推理中に天を仰いでエクスタシーに達っしたり、本当に謎しかない女装シーンをぶっ込んできたり、終始変態がすぎる。

物語のテーマが一番の悪は、悪事を働くことではなく、悪に無関心であること、っていう作品テーマは何気に一貫してるっぽいけど、全体のテンションがやっぱりおかしい。

まぁ、でも50本に1本はこういう怪作があってもいいと思う