なんかタイトルがカッコイイヴァイオレンスアクション。
ヒョンなことからマフィアを殺害してしまうも正当防衛を認められ釈放された2人の兄弟。
自分たちが無罪になったのも神様のおかげ。以来悪い奴らを「神の御啓示」として次々と葬っていくのだが、警察(ウィレム・デフォー)も現場に残された証拠等で誰の仕業なのかと犯人を追う話。
事が起こった後に回想シーンで実はこんなこと起こってましたという演出が多いのが特徴。銃を使った派手なアクションでヴァイオレンスな描写もあるが、話自体は明るめでユニークなセリフやキャラクターで突っ走る。
悪い奴らを葬る「正義の味方」でもあるけど、根っからの正義でもなく
殺しを楽しんでるような感もあり。かといってサイコパスでもなく信仰深くなんともいえないバランス感が絶妙。
唯一難をあげるなら主人公兄弟がちょっと地味。兄弟の親友や二丁拳銃の爺さん、兄弟を追う警察官の方が皆キャラが濃い。
最後に「悪者を倒す正義の味方」なのか、それでも「殺しは良くない」、はたまた「悪者となんら変わらない」「目立ちたいだけだ」とか様々な賛否の意見のまま終わるのがまた面白い演出だと思いました。