Junichi

もみの家のJunichiのレビュー・感想・評価

もみの家(2019年製作の映画)
4.2
死ぬことも生まれることも生きること
成長できないことに悩むくらいなら
変わってしまえばいい

【撮影】8
【演出】8
【脚本】9
【音楽】8
【思想】9

坂本監督と髭野プロデューサーによる
オンライン舞台挨拶付きを劇場で

富山の四季を観て欲しいとのこと
どのカットにもこだわり
確かに
高台から眺める夕陽の場面は
この世界とは思えないほどに美しい

主人公あやか=南沙良さんの一年間を切り取った映画

と同時に
佐々木すみ江さんの晩年の一年間を切り取った映画(彼女の遺作)

富山の美しい四季が
生きているものたちを照らし出す

成長なんてできなくても
季節は日々
確実に移ろいでいく
そして一年間経てば
元の季節にきちんと戻る

この
きちんと戻ることが大切

桜がきちんと毎年
春に花を咲かせてくれるように

時代のキーワードはもはや
【持続可能性(sustainability)】ではありません

ポスト・コロナは
【命の循環(永遠回帰)】です

いまこの状況下において観るべき映画
至福の劇場体験でした。

東京在住の人にオススメです