片腕マシンボーイ

TENET テネットの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
1.7
チーズ削るやつで顔面削った!主人公がチーズをゴリゴリ削って粉チーズにするヤツで敵の顔面削った!わ〜い、アメプロ好きやった頃に大好きなババ・レイ・ダッドリーがチーズ削るおろし金でよく対戦相手の額をゴリゴリして流血してたなぁ!つってテンション上がったんが本作のハイライトやったかなぁ…

時間がアタフタすんよ、って話

ただな、その後に主人公は「テーブルじゃ〜!」つって敵をテーブル葬する展開が無かったからば…、マシンボーイはもうな本家のババ・レイ・ダッドリーを久々に観たくなってしまって…、観たくなってしまって…、本作観ながらスマホでダッドリーボーイズのテーブル葬集も同時上映するっつ〜荒業に出てしまったんよねぇ…てへぺろ

そうな…もうな、2時間半もある映画なんに30分もしないうちから、もう半分くらい経ったかな?いうて残り時間がだんだん気になる気になる気になる…好きにはなれへん
どうやら難解な映画らしいんやが、もはや作風が難解なんか?マシンボーイの意識が映画とプロレスで2対8くらいやからば途中からまぢ意味わからんくなったんか、そっからマシンボーイにはわからんくてね…

ただ、まぁ…時間が順に進むんと逆に進むんが同時進行するんは、マシンボーイがこの前観てかなりお気に入りやった「コントラ」とかなり世界観が近いんかなぁ?とも思ったが、単純にめちゃ面白くて美しくて暖かくてワクワクした「コントラ」と違って、本作は金がかかっているだけで退屈なストーリーやし、どう?こんな難解な時系列のゴチャゴチャと妙ちくりんな映像ワクワクせん?に特化したドヤ映画で、人間味も無いキャラクターが、感情もなく機械のように人類の未来を救ってやるぜ!いうて、まぢ好みやなかったからば、「コントラ」には到底及ばなかったし
マシンボーイはチーズおろし金アクションのおかげで久々にダッドリーズとハーディーズのTLCマッチ観れた事が本作の1番の長所やったかなぁ?なったぞ

ってかさ、あのカーチェイスシーンの時間の流れがアッチャコッチャなるやつ…あれ時間のルール的に整合性とれているんかな?なんか勢いで誤魔化されている気しかしないんやが…
未来から来たって人達もタイムマシーンとは違うからば、何日も、もしかしたら何ヶ月も何年も先から逆行する時間の中を過ごしてきたん?大変やなぁ…なるし
そもそも同じ時間に同じ人が2人いるって…もはや時間の流れどうこうとか言う問題やなくない?なるし
ただでさえわかりづらいのにみんなガスマスクみたいなんしてっからば誰が誰かもわからねぇし
人類の命運が!とか言われても、見せられているんが、ギャングの親分と細長い嫁のこじんまりとしたいざこざかぁ…なるし
せっかくのチーズおろし金なんに血がでねぇとか…まぢ体温も体臭も感じない記号映画やな、プロレス見習え!なるし
どう?なんやかんや文句いいながらちゃんと観ているやろ?まぢこれ無駄に時間弄らなきゃ1時間半以内におさまんじゃね!文句いいながらも、途中からはプロレス鑑賞を中断してちゃんと観ていたぞ!褒めれ!

え?そうな…なんで観たかといえば、偶にハリウッドの大作映画観たくなっちゃうヤツな、アメコミ映画漁ったんやけども決め手に欠ける作品ばかりやったから、「フォロウィング」「メメント」ぶりのノーラン映画観てみたぞ!
「メメント」くらいの時間弄りは良かったけど、もはや本作くらいまでくるとドヤ!って圧力しか感じなくて、「おっ、おお…」なったな
へぇ…2度目が1度目より面白い映画?マシンボーイは1度目から面白い映画のが好き〜、凄い映像より作家や演者の体温を感じる映画のが好き〜