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TENET テネットのKのレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
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フルサイズIMAX。あまりの設定の複雑さ(あえての説明放棄?)に途中何度も困惑しつつも、ノーランが追及してきた「時間」というテーマ、その極致たる描写の数々に圧倒されずにはいられない。前半は良くも悪くもノーラン的だと油断していたが、映画の「中間地点」からは思わず胸が熱くなった。
フィルムを巻き戻し時間を逆行するという、サイレント映画期や『カメラを持った男』の頃から存在する原始的な映画の快楽が、こんなど直球の古典的サスペンスを生み出すとは思ってもみなかった。そしてそれを2億ドルのブロックバスターでやるという狂気の沙汰。凄い発明だけどもう二度と使われることは無いと思う
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