洋上の貨物船で目を覚ました男。彼はテストに合格したとして、あるミッションに参加するよう言われる。未来から送られた時間を逆行する兵器、それによって世界が滅ぶのを食い止めなければならない。世界各地で手がかりを探す彼の目前には、見たこともない景色が広がっていた。
ぶらりと映画館に立ち寄り、とりあえず評判の良さげな本作を観た。ノーラン作品は『メメント』しか観ておらず、あんなもんかなと思って入ったが、これは凄かった！
劇場でなければ世界を存分に楽しめないが、劇場だから難解な設定を噛み砕くのが難しい！設定のややこしさ、ぶつかり合う時系列、一応メモしながら観ていたが、後半からは脳みそが疲れてしまい半ば放心状態だった。個人的にネタバレは苦手だけど、これに関してはある程度内容を知ってから観た方がいいかも。
大筋は、「ヤバい奴がヤバい兵器を手にして世界がヤバいのでヤバい主人公がヤバい」というよくあるストーリーなのでそれだけでも比較的なんとかなるが、細かいやり取りがどうにもこんがらがってしまい、もったいない気分になってしまった。伏線とかは結構分かりやすく丁寧だけども。
もし気に入った作品は何度もリピートするタイプなら、最初は逆行する世界の演出だけ楽しんでもいいと思う。それだけでもかなり観ごたえあるので。マジでうめえから。
ノーラン作品はなんとなく敬遠してたけど、やっぱりちゃんと観ないとな…。
