いい映画を観たとか、面白い映画を観たとか。
ではなく、どえらい映画を観た!という感想。
ストーリーは僕の頭ではあんまり理解出来なかったのでちょっと置いといて。
あの映像を原則CGを使わずに、いや仮にCGだとしても、一体どうやって撮ったんだ!っていう驚きの連続。
ビルの上部が爆破されまして、でも〝逆行〟の世界なので観てる側からは、壊れたビルがひょいと修復されてミサイルがひょいと戻っていくように見えます…の直後!間髪入れず!〝順行〟のミサイルがビルの中腹を爆破します…
(゜〇゜;)?????????
こんなのフィルムの逆回しでは説明がつかんやんけ…
逆行世界と順行世界が絡み合う場面では、逆回しの動きをする人間と、通常の順回しの動きをする人間が、格闘したりカーチェイスしたり…混乱しきりです(((((゜゜;)
何をどうしたら、これらが噛み合うさまを映像で表現できるというのか!
タイムパラドックスの矛盾とはまた違う、時間とは何かを考えた時の、分かりそうで分からないもどかしさ、モヤモヤウズウズする感覚を味わいました。
結果的にはタイムトラベルものになるんだろうけど、時間の逆行(に見える現象自体)はエントロピーの減少であるという物理法則的にあり得るかも知れなさそうな気がしないでもない説明がされていて、絶妙なリアリティと息をつかせないテンポで納得させられてしまう。
難解で頭の体力を使う映画で、実際お話にはついていけなかったんですが、二時間半飽きることなく楽しませてくれた、どえらい作品でした!
あと音響がド迫力ですごかった。