みなさんが素晴らしいレビューを書いてるので、本筋とまったく関係のない話を。
悔しいけど教えちゃう！
それは「ブルックスブラザーズ（スーツブランド）」について。あそこの場面でわざわざブランド名を使ったのには理由があるんです。なぜなら、ブルックスブラザーズはアメリカを代表するブランドで、冷戦を印象付けるのに重要だったからです。ブルックスブラザーズの名が知れ渡ったのは米西戦争でセオドア・ローズヴェルトが指揮していた時代に遡ります。すでに高級ブランドとして立ち上げられていたブルックブラザーズにローズヴェルトは特注で軍服を依頼するのです。そこから国民レベルでの知名度が上がることになります。大統領ではジョージ・ワシントンを始め、トランプまで４５人の大統領のうち４０人もが着用していたらしいです。つまりはブルックスブラザーズはアメリカの象徴であり、交渉や戦いの服でもあります。だから、ロシアvsアメリカが揶揄された本作でブルックスブラザーズの発言はとても重要な意味を持っていたんですね。
多分、聞き流す人も多い内容だと思いますが、知っているとより映画を楽しめると思います。是非みなさんもブルックスブラザーズのシーンを探してみてくださいね。数秒なので瞬き厳禁です笑。
