いめーじ

TENET テネットのいめーじのネタバレレビュー・内容・結末

TENET テネット(2020年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

説明以外の会話が眠かった。アイデアだけが突き抜けすぎな印象。そもそも俺ってスパイ物が苦手なんだよなと冷静になってしまった。インターステラーと同じく未来人から道を示された設定だけど、絶対インターステラーの未来人の方が賢い。
仕組みは割と単純な気もするが、インセプションのように理解の早いプロ達がどんどん話を進めていくうえに、必要性があるのかと思ってしまうサブミッションが同時進行し、映像もゴチャゴチャしているので、心の中のブルース・リーが「考えるな感じろ」とうるさかったし、ガチで眠いし、なんだかんだ説明的ではあるのに密度がバカなので混乱する。
ノーランがちゃんと整合性を取ろうとしていたのかすら怪しい。
インセプションもインターステラーも好きだけど、テネットは設定が自分の好みと微妙にズレていて理解したいという想いも薄く、キャラの魅力も分からなくはないけどほとんどハマらず。
いつもの通り画もイマイチ。
メッセージ性は「未来はある」とかッスかね。
ただ劇伴は少し印象的で眠気覚ましになることもあったし、タイトルバックはクールだし、エリザベス・デビッキの撮り方も良くて脚フェチ強め。
逆行アクションもやってることは普通におもしろかった。あくまで普通に、やってることだけは。やっぱりアクションの人ではないよなーと。
何度かある主人公の唐突な筋トレが好き。