まつり

TENET テネットのまつりのレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
3.8
技術       ★★★★★
ストーリーと設定 ★★★☆☆
キャラクター設定 ★☆☆☆☆

技術は神!設定もすごい!
ただ時間の逆行というものすごい仕組みに対して人物の心理描写や設定が前時代的という感想が否めなかった。という感想。

IMAXで見たら映像と音がすごすぎてめちゃくちゃテンション上がった、IMAXで見るための作品だとすら思った。映像は素晴らしくて、逆行に関する設定とストーリーは難しくて、だからこそわかった時にあーーーー!となる面白さがあった。
この映像どうやって撮ったん?ていうシーンありすぎてメイキングが見たいと思いました。没入感がすごい。

ただ一点。前情報(トラウマのある方にはきつい描写がある)を見たので覚悟してたけどやっぱり少しキツかった。全体的に女性キャラクターやそのパートナーとの関係を前時代的に描き続けたことは2020年のヒット映画としては残念過ぎたと思う。
主人公、悪役、その間で翻弄させられるヒロイン、はこの時代にはもうやらなくていいんでない???という感想しかなかった。悲しみ。 
各種賞のお話もあると思うけど、そのあたり世界的にどう評価されるのかはぜひこれから調べたいと思いました。

逆行後の世界を見るときはドキドキとワクワクが止まらなかったし、映像見たときもなるほどーー!ってなった。いろんな伏線が回収される度にひえー!てなった。
テンプレ伏線もそれはそれでいい。後味はよかった。

もう一度見たい…!
もう一度見て考察したい…!けど女性キャラクターまわりの設定が受け付けなくてまじ無理なんでそうした???って気持ち。本当に。
黒人を「主人公」にしたらもう多様性なのか?オンナはいつまでもお飾りで殴られるか守られる存在なのか??その辺もう少しさ、回収させられたんじゃないの、と思ったりしておりますのよ。
まつり

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