赤星権蔵

TENET テネットの赤星権蔵のネタバレレビュー・内容・結末

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

20201029
☆4.6→4.7
4DXにてダイエットコーク飲みつつ再視聴。画面が好きで、理解は及ばなくても、心地良い。

ウォッカを飲みながら、まだ来ぬ美しい夕陽に想いを馳せて、時が過ぎるのを待ちたい。

夕陽を見れずに、愛したかった、愛されたかった相手に殺されてしまったとしても、自覚した悪人の人生の締め括りとしては最上の物でなかろうか。



20201008
☆4.6
久々の映画館にて。

設定だストーリーだとかを置いといて、視覚効果が圧巻すぎて度肝を抜かれた。映像的な大作として、今の所、個人的ナンバーワン。観終わったあとも何かが逆再生されるような気がして夢心地だった。

SE音とBGM音を混ぜるような効果も面白かった。爆発音かと思ったらBGMのキューになってたり、殴られた後の高鳴る鼓動音かと思ったらまたまたBGMになってたり。
あと逆行を感じさせる、細切れの逆再生のようでしっかりと成立してるBGM。

うん、個人的にはストーリーの解説とかはまず置いといて、撮影技法の解説をみっちり観たい気分。


スーツ成分の供給が程良くて嬉しい。そして鑑定士をしてる奥さんがめっちゃ美人。目に嬉しかった2点。
もう1点は、豪華だけども素っ気なく流れていく舞台背景。イタリアの海辺の背景が綺麗すぎた。

最初のオペラの突入シーン、追い付いてなかった細かい部分が幾つも有りそうだなあ。


逆行を説明されるシーンの銃弾の手遊びは脳がバグる。吐きそうなくらい面白い。
飛行機の突撃シーンでもうテンションバク上がり。あとは逆行と混じり合うカーチェイス、脳汁ドバドバ。

いやー、心底映画として楽しんでしまった。映画って面白い。人物とかストーリーに関しての感想を含めての点数は、まだ出せない。

あ、逆行させる武器商人の男が、自らの最期の舞台としてベトナムを選んだのは胸に来た。死ぬ時は、妻と幸せであろうとしたい目が。
赤星権蔵

赤星権蔵