『TENET』という謎の組織にスカウトされたCIA工作員の主人公“名も無き男”が、近い将来に訪れる人類滅亡の危機を阻止すべく奮闘する。
他の皆さんが言うように難解で、1回の鑑賞で完璧に理解できる人は中々いないと思う。私も大まかにしか理解できなかったので、鑑賞後に考察・解説などを観て気付かされることも多かった。
でも、『分からないけど面白い。』と感じるのはその“映像体験”にあると思う。この作品は時間の“順行”と“逆行”が絡み合う演出がとても面白く革命的で、それが魅力でもある。さすが“時間の魔術師”ノーラン監督作品だなと感じました。
この映像体験は自宅のTV画面では魅力が薄れてしまうので、映画館の大きいスクリーン(IMAX)で鑑賞するのを強くおすすめします。
なので、一回目はIMAXでその映像体験を存分に楽しんで、2回目以降はストーリーを深く理解するためにIMAXじゃない普通のスクリーンや、円盤化を待ってレンタルするのもいいかと思います。
あと、BGMがとても良いです！ノーラン監督の他作品でも思ってましたが、選曲のセンスが抜群。個人的にどストライクで好みでした。
